Start a new life

太陽でも月でもない、第三のリズム––火星のリズムを取り入れて
誰のものでもない、自分らしい人生をはじめよう

火星サイクル手帳は、火星の公転周期を利用した世界初のカレンダー&ダイアリーです。

46億年もの間、秩序を保ちながら運行している太陽系の天体たち。その中でも物理的なコンディションや時間感覚が私たちの住む地球と非常に近い火星。この火星のサイクルを意識することで、本来の「わたし」を取り戻し、心と身体のリズムを整えることができる、そのような発想からこの手帳は生まれました。

火星サイクルを日々の暮らしに活用することで、以下のようなユニークな利点を手にすることができるでしょう。

★⋆ 自分にとって最良の環境をつくり出すことができる

火星サイクルと共に生きるようになると、他者や社会のシステムにただ順応するだけの生き方に居心地の悪さや窮屈さを抱き始めるようになります。自分の中に「こうしたらもっと気分がいいのに」「こうしたらもっと楽しめるのに」という欲求が生まれてくるのです。このような自然発生的な欲求を理解することこそが、火星サイクルを利用する目的の一つです。自分の「こうしたい」を外部へと反映させることで、自分にとって最良の環境が少しずつ整ってくるでしょう。

★⋆ 「マイペース」に物事を進める感覚を手にする

火星サイクルは約2年という、物事を計画したり、習得したりするのに適切な期間を持っています。その2年の間に約9ヶ月間の見かけの逆行運動もあり、程よいペースで「わたしらしい人生」をつくっていける、なかなか画期的なサイクルなのです。 太陽や月の規則正しいリズムとは違い、火星は一つのサインを38日で通り過ぎることもあれば、60日かかることもある。そのように他に同調せず、自由気まま、マイペースに物事を進めてもいいのだという感覚を身につけることも、火星サイクル手帳の目論見の一つとなっています。 

★⋆ いつでもはじめられる

天体のサイクルというのは円環です。太陽系が誕生してから、天体たちは各々のリズムを維持し、動きを止めることなく太陽の周囲をまわり続けています。私たちも太陽系の一部であるわけですから、自分さえその気になれば、今日からでも「大縄跳び」のように円環(サイクル)へと飛び込み、そのサイクルを意識した生き方を始め、人生を形づくることができるのです。

イギリスの作家ジョージ・エリオットの言葉「なりたかった自分になるのに遅すぎることはない」は、まさにサイクルに飛び込む様子を物語っています。もし途中で挫折しても、その気になれば、またいつでも参加できる。自分にとってのはじめるタイミングが来たと思ったときに、その輪にまた跳び込めばいい。天体は、いつでも懐深く受け入れてくれることでしょう。

火星サイクルは牡羊座から出発し、約2年の期間を経て黄道12サインをぐるりと一周します。占星術においては、12サインの進んでいく様を成長のプロセスと考えています。サインが一つ進んでいくごとに、今の自分に必要なテーマがやってくる。それを一つ一つこなしながら、次のテーマへと進んでいく。これはまさに人生の旅のようなものです。

哲学者の三木清は旅について、このような言葉を残しています。

旅において出会うのはつねに自己自身である。
自然の中を行く旅においても、我々は絶えず自己自身に出会うのである。
旅は人生のほかにあるのでなく、むしろ人生そのものの姿である。
人はその人それぞれの旅をする。
旅において真に自由な人は人生において真に自由な人である。
人生そのものが実に旅なのである。

三木清「人生論ノート」より


2024年5月1日、ここから新しい火星サイクルがスタートします。楽しむのも、失敗するのも、寄り道するのも、すべてあなたの自由です。

さあ、火星サイクル手帳を手に、あなただけの人生の旅を始めていきましょう。