牡羊座期を振り返りましょう

火星サイクルの最初のサイン、牡羊座が終わろうとしています。

各サインの最終ページに掲載されている「振り返りのワーク」は、火星の力を手にしたいなら、ぜひともやってほしいワークです。

 

ここ数年、ビジネス界隈に限らず、教育の現場などでも積極的に採用されている「リフレクション(振り返り)」。今回、火星サイクル手帳の制作段階でも、振り返りのページについては何度も内容を練り直しました。

「リフレクションの技術」や「書く瞑想」などベストセラー入りした指南書の数々には、「自己理解が深まる」「メタ認知能力が向上する」といった効用が記載されていますが、ここではそうしたお話はさておき、火星の働きにみる振り返りのポイントについて簡単にお伝えしていきます。

 

 

なぜ、振り返りが必要なの?

牡羊座期の終わりを迎え、手帳を手にした皆さんから「進みたいけど進めない」「何かしたいのに焦りばかりが募る」「ヤル気が空回りしているみたい」といった声をお寄せいただくようになりました。

せっかく火星とともにヤル気になったのに、、、、と思う方が多いようですが、実は、こうした不安や心許ないこころの動き、自分が思い通りに動けない体験こそが、火星サイクルのスタートなのです。

そこで、今回はあらためて「牡羊座の時期とはどんな時期だったのか」を解説しながら、振り返りワークのポイントをお伝えしました。

 

 

焦りや空回り感が生まれてしまう理由のひとつに、火のエレメント(牡羊座)のもつビジョンやイメージが先行しすぎて、自分が置き去りになっているということがあげられます。

 

火のエレメントとはビジョン

地のエレメントとは「I have」という自分が持っているという感覚

 

火星の体験は、電池に例えると、陽(+)と陰(-)ふたつ揃ったときに初めて通電するようなもの。現在は、まだ陽(牡羊座)サインだけですから、この次にくる陰(牡牛座)のサインが終わらないと自分の実感までには至らないのです。

 

もっというと、火星の達成感や出来た!という実感は、陰サインの集大成である10番目のサイン・山羊座で得られるもの。それまではずっと手探りで進んでいくしかありません。

 

 

Let’s TRY! 振り返りをしてみましょう

火星の体験とは、大げさなことではなく、小さなささやかな体験の積み重ね。

ひとつひとつの体験を「良い」「悪い」でジャッジするのではなく、すべての出来事を自分のものとし、未来へ活かしていくためのものです。

 

それは、誰と共有するものではなく、自分だけのもの。

日常にどんどん流れてしまったらもったいない!

日頃から、違和感に意識を向けて、少しづつでも丁寧に拾う(書き留める)癖をつけておきたいものです。

 

忙しい中でこうした時間をもつことは、なかなか難しいかもしれませんが、せめて次のサインに移る前に、振り返りの時間をとってみてください。

 

1.次のサインに移動する前(25~30度)に、振り返りのページを開いてみましょう

ページの左側には陰の質問、右側には陽の質問が記載されています。

陰/陽どちらか一方に偏りがあると、バランスが崩れている証拠。最初の慣れないうちは、陰の体験を拾いやすいかもしれませんが、火星のサインを進めていくうちに、だんだん陽の体験が増えてきます。

そして、その内容も「何かを掴んだ」「達成できた」などの結果を喜ぶものから、ひとつひとつの「動きが元気になった」「スムーズになった」というようなエネルギーの健やかさを楽しめるように変化していくでしょう。

 

 

2.基本的には、質問にそって記入していけばOK!

● 占星術の知識があると、「牡羊座の時期だから…」「火星だし…」といったバイアスがかかった出来事を拾いやすいので要注意! ここではそうしたことを考えず、純粋に印象に残ったできごとやこころの動きを書き留めてみましょう。

● 振り返りには、以下のステップがあります。振り返りになれていない段階では、1~2で終わってしまうこともあるかもしれませんが、できるところからはじめてみましょう。火星の力をつけていくために、少しづつ振り返りの3~5までを目標にしてみてください。

ステップ1回想ページを開いて、頭の中で出来事やこころの動きを振り返る
ステップ2出来事印象に残った出来事を書き出す
ステップ3感情、思い印象に残った出来事について、どんな感情が湧き出ていたのかを書き出す
ステップ4理由印象に残った出来事・感情について、なぜそう思ったのかを考える、思い当たる理由を書き出す
ステップ5展望振り返りの内容から、これからの展望や思いについて書き出す

 

まずは、牡羊座期の振り返りからはじめてみましょう。

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